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第2話:グルを求めて

第2話は、師匠に出会うまでのお話し

私が感激して、「この踊りを踊ります!!」となったマハバリプラムダンスフェスというのは、観光局が主催しているので、まずはそこに行って、あの夜、シーショアテンプルの近くで観たかっこいい古典舞踊の集団についてリサーチしてみる事にしました。観光局で教えてもらったのは、あの夜観た踊りは、ノリノリの「バラタナティヤム」ではなく「クチプディ」というもので、出演していたのは、グル・ヴェンパティチンナサティヤム率いる「クチプディアートアカデミー」という学校のダンサーである事、そして、その学校は、チェンナイにあるという事でした。

渡印してのクラス探しは、まず、その情報をたよりに「クチプディ・アート・アカデミー」に行ってみることにしました。

チェンナイのグリーンウエイズロードにある「クチプディ・アート・アカデミー」は、何だかとても立派な学校でした。今思うと、よく学校内に入れてくれたなと思うのですが、朝、突然アポなしで訪問して、「私、クチプディの勉強の為に日本から参りました!!クラスを見学することはできますか?」と飛び込みで尋ねてみました。その時に「どのくらいインドに滞在するの?」とか「ICCRのスカラーシップは?」の様な質問を受けたような覚えがありますが、ともかく、たまたま物わかりの良い方が対応してくださったので何とか校内に入ることができました。

「ちょうど今から朝のクラスが始まるところだから」と案内してくれたおじさん。案内されたホールには、先生らしき女の方が前に座っていらっしゃる。その横に座るように促されて、かなり恐縮しました。先生の黒くて嫋やかな髪にはココナッツオイルが塗られていて、その香りを嗅ぎながら、高い天井でカラカラまわっているファンを見上げました。


石の床・・・・・・インドだ・・・・・憧れのクチプディ…憧れの・・・・・・・


そうこうしているうちに、ガヤガヤと生徒さん達がホールに集まってきました。白人さん達も何人かいます。皆、私をみるとにこっとしながら目で挨拶をしてくれました。

オーディナリークラスのレッスンは、ナマスカーラムしてから、シュローカを唱えたら、アダウを全部、ジャティーも全部やって、アイテムは、プージャからジャティスワラム、それから、次の曲といった様にインターバルなく流れるように行われていました。後ろの方の人とか何だかここからじゃ良く見えないなーーー。最初はパンパンだったホールにいた生徒が、まだ習っていない曲なのだと思う、先に進むにつれて1人、また1人と減ってくる。いつ終わるのかな。。。。と思うくらい長く流れるクラス。

何年もたって思いだしましたが、そういえば師匠たち(全員アカデミー卒)が話されてたっけ。「アカデミーでは、毎日、毎日、アダウとジャティーを通して、その後、プージャ踊って。。。。。。だから、どうやっても忘れるわけないんだ」と

数時間後、クラスが終わった時にその時のクラスの外国の生徒さんに声をかけられました。「クチプディを習うの?」「はい、習うところを探しているところです」と答えるついでに、どの位ならっているのか聞いてみました。確かみんな4年とか5年とかそんな風な答えだったような。先生に見学のお礼を申し上げて、腰を上げると、最初のおじさんがやってきて、少し校内を案内してくれました。学校の中庭?っぽいところを囲むように小さな部屋がいくつも並んでいて、遠くから来ているインドの生徒とか外国の生徒はそこに住んで勉強するのだと教えてくれました。

そうですよねー住むところとか食べるものとか確保できないと踊りを習うどころでありませんからねーーー

さてさて、私はどうなるのかなーーーーー、おじさんにもお礼を申し上げてとりあえず、本日のところは、行こうとしたら、そのおじさんが、「クチプディのクラスを探しているなら、元アカデミーの先生で今は独立して自分でクラスをしている先生がいる。アカデミーに来た人も何人もそちらを紹介しているので、よかったら、そこも見学してみたら?」とアドバイスをくれました。

「あっ、ありがとうございます!!」見学させてくださった上に、アカデミー系の先生のインフォまでくださって。


先生の電話番号を教えていただいて、アカデミーを後にしました。

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